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国際保健/開発:国際保健や開発に関して私なりの論を展開しています。
フィールドノートから:フィールドでの試行錯誤。
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投稿者: inoyo 投稿日時: 2005-9-16 8:40:00 (614 ヒット)

寄付金は貧困国の子供たちに一円も行かず
「ホワイトバンド」おカネの不思議

というのは週刊現代10月1日号

私、新聞の帯を見ただけで、記事をまだ読んでいませんが、う〜ん、勘違い。そんな感じですね。

マスコミにしてみればしてやったりと言った報道なのでしょうが、私に言わせれば見当はずれな報道もいいところ。ホワイトバンドの意義を考えていただければ、途上国の子供たちに一円も行かなくても理解できるべきなのです。

今日の貧困問題、解決するには「おカネ」の問題だけではすみません。というのも、現代社会の経済的な、そして政治的な構造自体がこの貧困の問題を生じさせていて、そこから変えなければいけないのですね。

そんな変化をもたらすには先進国政府の力が必要なのは言うまでもありません。だって力握ってんだもん。そして、その先進国政府を動かすのは、国民の力です。

今回のホワイトバンドはその国民に貧困の問題を考えてもらうために、おこなわれているキャンペーンの一環なんですね。国民の啓発が目的で、それによって生じる+を求めているんですね。だから、短期的に見て途上国の子どもにおカネが行かなくても、ある意味当然なんですね。ターゲットが違うんだもん。

第一、300円でしょ?
少し考えれば分かるでしょうに・・・。


投稿者: inoyo 投稿日時: 2005-3-21 22:19:00 (668 ヒット)

今日は世界銀行の東京事務所でおこなわれた、
ユース向けのイベントに参加してきました。
話の内容は以前に参加したイベントの内容と多少重複していましたが、
そこにいらした様々な活動をされている人々とお話をさせていただくことで
様々な人の考え方に触れることが出来て、そして何より、
自分自身の考えを多角的に投影することが出来て、
大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。
普段は特定の団体で活動することがない私ですが、
やはり、時には様々な人と語り合うことが必要不可欠ですね。
まぁ、あたりまえですけど。

その「当たり前」の時間の中で私が再認識したこと。
それはお金のことです。

私のホームページの方でも少し触れていますが、
私は「開発」とは正反対といっても過言でない経済活動に
大きな興味があります。
経済活動を主たる目的とするのではなく、あくまでも、
開発を達成する上で欠くことが出来ないはずの経済活動に私は興味があります。

開発をやる人間は大抵「アツい」気持ちをもってその活動に関わっています。
今日また、それを再認識しました。
そして、そういう人たちで世界が溢れれば、
貧困のない世界は訪れるかもしれません。
今のままでも少しずつはそういう状態に向かっているのかもしれません。

ただ、私が一番取り込みたいのは、「冷たい」気持ちをもった人たちです。

世の中は広いのですから、色々な考え方があります。
「マネーゲームが全てだ」という人がいることも否定はしません。
(自分がそうなりたいかどうかは別ですが・・・)
私はそういう人たちを「冷たい」人たちと呼びます。
(ちなみに、別に軽蔑しているわけではありません。わかりやすさのためです。
ただ、何でもかんでも二項対立にすると、昔の塾の先生に怒られそうです 笑)
彼らは周りの目を察知し資金提供をすることはあったとしても
義務としてとしか取り組みません。

一番開発に縁遠い人たちをどうやって取り組んでいくか。
さらに言うとどのような形で彼らにplusになるものを提供できるか。
世の中はギブ・アンド・テイクだけではないと思います。
ただ、今の日本のNGOの姿勢はテイクばっかり、という印象を持ってしまいます。
被援助国の方々にギブがあればそれで十分なのかもしれませんが、
実際に資金提供をするはずの人たち、potential donerへの視点が
新しい流れを生み出すはずです。

つまりお金で動いちゃう人たちの気持ち、冷たい気持ちを知ると、
アツい運動に大きなうねりを起こせるのではないかと思っているというわけですな。


投稿者: inoyo 投稿日時: 2005-3-7 22:09:00 (674 ヒット)

今日は外務省とFASID共催でおこなわれた、
「開発への投資:ミレニアム開発目標(MDGs)達成のための実践的行動計画」
発表記念講演に行ってきました。

スピーカーは国連ミレニアム・プロジェクトを3年にわたり、
率いてきたコロンビア大学のJeffery Sachs教授でした。
MDGsは2015年までに極度の貧困を半減させるため、また、
発展途上国の人々の生活を向上させるための、費用対効果の高い具体策をふくめた、
今までで最も包括的な戦略とされています。
ホームページはhttp://www.unmillenniumproject.orgです。

講演の中で彼が一番強調したのは、
理論的ではなく実践的な側面にそって、開発援助をおこなうべきだというものです。
世銀やIMFに対する批判であると同時に、日本の援助の実績を高くするものでした。
ほんのちょっと前まで、被援助国でもあった日本の援助は
インフラ整備などを中心としたもので、これらは全て日本の経験に基づいた、
実践的な側面を強く持ったものだったと評価していました。
そして、そのノウハウを今、アフリカに活かすべきだ、と発言していました。

この計画書は包括的なものであると評価される一方で、
NGO関係者からは物足りない、つまり不足がたくさん見られる
という意見が多いようです。
それはそうですよね。当然報告書には限界はあります。
顔の見える援助にならなくなってしまうのでは、という発言も出ました。

私自身は、日本の援助の最大の弱点は実践的でしかないこと、
つまり理論に裏付けされてないことである、と少し思っている人ですので、
いろんな意見があるなって改めて思いました。
まぁ、言い切れることなどそもそも何にもないんですけど。

将来、私がどのような形で開発に関わるかは本当に分かりません。
ことによるとNGOの一員という立場で働くかもしれませんし、
あるいは、国際機関の一員として政策立案のような形で関わっていくかもしれません。
前者はpeople in needに直接ふれあっていることが出来るという利点があります。
ただ、同時に世の中に与えることの出来るインパクトは比較的小さいかもしれません。
後者は世の中をより俯瞰的に捉え、より大きな影響を世界に与えられる一方、
机上の空論になってしまうこともあるでしょう。
もしくは、全然関係ない仕事に就くかもしれません。

ただ、まぁ、一番難しいことなんですけど、
どちらの立場にも立てるような、(少なくとも立とうとして、
ない頭をフル稼働して、立つことを想像しようとするような、)
バランスの取れた人間でいたいと思います。


投稿者: inoyo 投稿日時: 2005-3-4 22:06:00 (671 ヒット)

開発分野の問題には、どうするべきか分からない問題が多くあります。
もっといえば、答えが出ないのではないかと思わせる問題が多くあります。

資本主義経済体制に取り組まれたから、途上国はもっと貧しくなった、
という人がよくいます。まぁ、事実ですからね。
もともとは豊かな資源のなかで、貨幣経済に裏付けされていない
生活を送っていた彼らが、いわゆる先進国に都合のいい経済システムの中に
組み込まれたがために、貧困状態に陥ったとする意見です。
農作物は全て商品作物に植えかえられ、不安定な農作物供給体制を
強いられるようになったといいます。

否定するつもりではありません。
もちろん、そういう要素もあります。
しかし、大切なのはこれからどうするかという議論です。

一体全体、どうするのでしょうか?
もともとの貨幣経済に裏打ちされていない生活に戻ることはないでしょう。
かといって、今の経済体制のまま、貧困から脱出することが出来るのでしょうか?

全然分かりません。
世界がどこに向かっているのか。
もちろん、私の勉強不足によるところが大きいのでしょうが。

実は、私のいとこも開発分野に関わっています。
彼がカンボジアに渡航した際に、現地のこどもたちのために
キャンディーを持参しようとしたものの、忘れてしまったとのこと。
そのとき、彼の母親、つまり私の叔母に当たる人は冗談交じりにこう言ったそうです。

「あげなかった方がいいわよ。だってその子たちはこれから食べられないじゃない・・・。」

与えることで生まれる不幸ですか・・・。
ほんの冗談のつもりであったのでしょうが、開発に携わる人間が忘れてはいけない
大切な「何か」が含まれていると思います。
うーん、難しい。奥が深すぎる。
でも、だからこそやりがいがあるんですよね、きっと。


投稿者: inoyo 投稿日時: 2005-3-3 22:04:00 (696 ヒット)

今日は、朝少し起きたあとに、また寝て、
そのあと、ついこの間まで働いていたアルバイト先に、
用事があって行きました。

で、友達と会って家に帰ってきたあとは、
先日AJFで紹介された、2003年度に外務省から発行された
HIV/AIDSに関する資料を読んでいました。

HIV/AIDS。
この問題ほど私に深く切り込んできた問題はかつてありません。
HIV/AIDS問題は、医療問題であるのはもちろん、政治問題、経済問題、
さらにさらに、文化の問題でもあります。
政策策定、薬価問題、性・ジェンダーの問題・・・。
関わり方は限りなくあります。
とても不謹慎な言い方ですが、知る限りでは、
もっとも「興味深い」問題である、と私には思えます。
これだけ、様々なアプローチをすることが出来る問題は私にとっては、はじめてでした。

うーん、やはり、少し語弊がありますね。
言い換えるならば、(さし当たっての)自分の人生をかけてもいいと
思っている問題だということでしょうか。
なんと言ったって、人々の生活・存在に深く根付いた問題です。
生きるっていうことと正面から向かい合う問題です。
やりがいがあるもの当然です。

どうしてこういう思いを持つようになったかはよくは分かりません。
ただ、ぼんやりと・・・。

でも、詳しくは今度にしましょう。
今たくさん書くと、これから書くことがなくなっちゃいますから・・・(^^;;;


投稿者: inoyo 投稿日時: 2005-3-1 22:03:00 (690 ヒット)

今日は朝からAJF(アフリカ日本協議会)というところで
お仕事してきました。
現在、AJFでは講師派遣事業が始まろうとしていて、
インターンとして、そのお手伝いをしています。
インターンといったら格好はいいですが、早い話がボランティアで
おこなっている仕事は至極地味です。
今日も一日中、講師派遣事業のための資料発送の準備をしていました。

といっておきながらですが、この団体には本当にお世話になっています。
今回のカメルーン行きに関しても、いろいろと相談に乗っていただいています。
事務所はものすごく怪しく、さらに雑然としていて
穴蔵のようになっていますが(すいません・・・。)、
仕事人が集まっているという感じです。

でも、ボランティアってどうなんだろうなって正直で思うことがあります。
僕自身は高校生の時に所属していた留学生団体などで、
ボランティアの人々に助けられてきた体験があるし、
自分自身がボランティアとして活動することに関して
苦痛を感じる人間ではないので仕事すること自体はいいですし、
むしろAJFでの仕事は自分を成長させてくれると信じています。

ただ、世の中にはそうでない人もたくさんいる。
それに、仮にそういう人、つまりボランティアをボランティアでする(!)
人間が相手だったとしても、その人に知らない間に
重い負担をかけてしまう可能性もある。
ボランティアって誰かが、無理しちゃいけないはずです。
無理すると絶対に続かない。
システムとして「もろい」ということです。

だから、僕は将来、ボランティアは極力使いたくないと思っています。
善意におんぶにだっこでその善意がつぶれちゃったら悲しすぎますから。
しっかりとスタッフとして雇いたいと思います。

もちろん、その先には全てを越えた心と心のつながりがあると思ってます。


投稿者: inoyo 投稿日時: 2005-2-26 22:12:00 (684 ヒット)

今日だらだらとネットサーフィン。
そんなとき日清食品のホームページ(http://cupnoodle.jp/)にあたり、
カップヌードルのCMを見ることが出来ました。
TVでも放映されているものです。
はじめて見たわけではないのですが、
なぜか感動し、頬を涙がつたいました。

色々なバージョンがあるのですが、「赤の広場篇」に
登場するこどもたちの姿が一番印象的でした。
BGMとして流れる、Mr.Childrenの「タガタメ」が
感動をより引き立てていました。是非、一度ご覧ください。
CMの最後には「おいしさは世界のことば」というメッセージが
日清食品のロゴとともに流れます。

世界には、国境を越えうるものがたくさんあります。
おいしいものを口にすれば、みんなの顔がほころぶことでしょう。
壮大な風景を見れば、一緒にいる人が遠い異国の地から来た見知らぬ人でも、
広い世界の中に、二人だけで取り残されているようなつながりを感じるかもしれません。
素敵な音楽には、みんなの心を弾ませ、肩でリズムを刻ませる、不思議な力があります。
でも、私が一番大切にしたいもの。
それは、世界中のどこにでもあるべきであって、人の心を豊かにするもの、
しかしながら、最も儚いもの。

こどもたちの笑顔です。

私はこの2年間、進学塾でこどもたちと向き合う機会を頂くことが出来ました。
指導した100人近くの生徒のうち、中には、私が言い過ぎたことで、
拒否反応を示して(!)私から去って行ってしまった生徒もいます。
でも、ほとんどの生徒たちは私にぶつかってきてくれました。
そして、たくさんの笑顔を私にくれました。
私自身がつらい時、どんなに助けになったことでしょう。

全然出来なかったやつがいます。
彼は私が教えた中で3本の指にはいるくらい出来ませんでした。
宿題もやってこないし、第一、言い訳するし。
でも、いつもニコニコしていました。
本当にいいやつでした。私はあいつが大好きです。

私が自分の将来を考えた時、「こども」というのは
キーワードになってくると思います。
それは、しっかりとした理由があるわけではなく、
この2年間でじわじわとわいてきた思い、そして何よりも、希望です。

私は世界中のこどもたちに出会いたい。
そして、たくさんの笑顔を彼らと作りたい。
もし、涙を流しているこどもがいれば、そばにいって
そっと抱きしめてあげたい。
今の私にはそれしかできません。

そのあとに、私が何を出来るか、そして何をすべきかは、
これからの私自身にかかっています。


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